1-1-1-5図 刑法犯 検挙人員の罪名別構成比
刑法犯の検挙人員は，平成10年に100万人を超え，11年から毎年戦後最多を記録し，16年に128万9,416人を記録した後，17年から減少に転じて，25年は88万4,540人であった（1-1-1-1図P3参照）。
平成25年における刑法犯の検挙人員を罪名別に見ると，1-1-1-2表のとおりであり，その罪名別構成比は，1-1-1-5図のとおりである。自動車運転過失致死傷等が検挙人員の70.3％を占めている。
一般刑法犯について，検挙人員の年齢層別構成比の推移（最近20年間）を見ると，1-1-1-6図のとおりである（女子については，CD-ROM参照）。最近は，全般的に高年齢化が進み，60歳以上の者の構成比は，平成6年には6.3％（1万9,505人）であったのが，25年は，24.0％（6万3,157人）を占め，65歳以上の高齢者は17.6％（4万6,243人）を占めている（第4編第5章第1節P184参照）。
女子について，一般刑法犯の検挙人員及び人口比の推移（昭和21年以降）を見ると，1-1-1-7図のとおりである（男子の人口比については，CD-ROM資料1-1参照）。女子の検挙人員は，昭和56年から8万人前後で推移していたが，平成に入って一旦は減少した後，平成4年の5万2,030人を底として，5年から増加傾向となり，17年には戦後最多の8万4,175人を記録した。その後，再び減少に転じ，25年は5万4,897人（前年比5,534人（9.2％）減）であった（女子比については，CD-ROM資料1-1参照）。
平成25年における一般刑法犯の検挙人員を罪名別に見るとともに，これを男女別に見ると，1-1-1-8表のとおりである。男女共に，窃盗による検挙人員が最も多く，男女別検挙人員全体のそれぞれ46.2％，78.1％を占めている。
