1-1-1-2表 刑法犯 認知件数・発生率・検挙件数・検挙人員・検挙率（罪名別）
刑法犯の認知件数は，平成8年から毎年戦後最多を記録し，14年には369万3,928件にまで達したが，15年に減少に転じて以降，年々減少し，25年は191万7,929件（前年比11万8,567件（5.8％）減）であり，昭和56年以来32年ぶりに200万件を下回った。最近の認知件数の減少は，例年，刑法犯の過半数を占める窃盗の認知件数が，平成15年から毎年減少している（本章第2節1項P8参照）ことが大きな要因となっている。
刑法犯の発生率の動向は，認知件数とほぼ同様である。平成10年（2,127.2）以降，毎年戦後最高を記録し，14年の2,897.5をピークに15年から低下に転じた（CD-ROM資料1-1参照）。
平成25年における刑法犯の認知件数・発生率を罪名別に見ると，1-1-1-2表のとおりである。
平成25年における刑法犯の認知件数の罪名別構成比は，1-1-1-3図のとおりであり，窃盗が51.2％と最も高く，次いで，自動車運転過失致死傷等（31.5％），器物損壊（7.3％）の順であった。
1-1-1-4図は，窃盗を除く一般刑法犯について，主な罪名・罪種ごとに，認知件数の推移（最近20年間）を見たものである。
