刑法犯の検挙人員は,平成10年に100万人を超え,11年から毎年戦後最多を記録し,16年に128万9,416人を記録した後,17年から減少に転じて,24年は93万9,826人であった(1-1-1-1図参照)。
平成24年における刑法犯の検挙人員を罪名別に見ると,1-1-1-2表のとおりであり,その罪名別構成比は,1-1-1-3図<2>のとおりである。自動車運転過失致死傷等が検挙人員の69.4%を占めている。
一般刑法犯について,検挙人員の年齢層別構成比の推移(最近20年間)を見ると,1-1-1-5図のとおりである(女子については,6-2-1-2図参照)。最近は,全般的に高年齢化が進み,60歳以上の者の構成比は,平成5年には5.7%(1万6,892人)であったのが,24年は,23.8%(6万8,299人)を占め,特に65歳以上の高齢者が16.9%(4万8,559人)を占めている(第4編第4章第1節参照)。
平成24年における一般刑法犯の罪名別検挙人員を見るとともに,これを男女別に見ると,1-1-1-6表のとおりである。男女共に,窃盗による検挙人員が最も多く,男女別検挙人員全体のそれぞれ47.1%,77.9%を占めている。