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3 交通事犯 III-12図は,昭和41年以降の少年の道交違反送致人員及び車両等の運転に関する道路交通法違反取締件数(反則事件告知件数及び非反則事件送致件数)の推移を見たものである。
III-12図 少年の道交違反送致人員及び道路交通法違反取締件数の推移 少年の道交違反送致人員は,交通反則通告制度の適用範囲が拡大された昭和62年以降,おおむね減少傾向にあり,平成11年には10万5,102人(前年比7.4%減)となっている。一方,少年の道路交通法違反の取締件数は,昭和40年代半ば以降急激に増加し,60年には約194万件とピークに達したが,その後は減少傾向にある。 平成11年の取締件数は76万1,745件で,このうち,65万9,336件(86.6%)は反則事件として告知されたものである。また,同年における少年の非反則事件について違反態様別の構成比を見ると,無免許が45.3%で最も高く,次いで,速度超過(23.7%),酒気帯び(8.6%),定員外乗車(5.5%)の順となっており,成人と比較すると,無免許(成人は5.1%)の占める割合の高さが目立っている。 なお,少年の交通非行における特徴の一つである暴走族については,本章第4節2で述べることとする。 |