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III-13図は,昭和44年以降における虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員及び虞犯少年に占める女子の比率(女子比)の推移を示したものである(巻末資料III-7参照)。
III-13図 虞犯による家庭裁判所終局処理人員及び女子比の推移 虞犯の終局処理人員は,昭和50年代後半は3,000人を超える状態が続いたものの,その後は減少傾向にあり,平成6年以降1,000人を割って,10年は856人となっている。虞犯を態様別に見ると,家出,不純異性交遊,不良交友等が目立っている。このうち,家出は,実数は減少傾向にあるものの,ほぼ一貫して虞犯の中で最も高い割合を占めており,平成10年には41.4%となっている。 女子比を見ると,昭和52年以降は,50年代後半に一時的な低下が見られるものの,おおむね60%前後の高率で推移してきたが,平成9年,10年は60%を下回っている。 平成10年における虞犯少年の年齢層別構成比は,男女共に年少少年の比率が高く,男子44.6%,女子51.2%であり,次いで,中間少年が男子29.9%,女子39.8%,年長少年は,それぞれ10.1%,3.9%となっている。 |