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令和3年版 犯罪白書 第1編/第1章/第1節/2

2 検挙人員

刑法犯の検挙人員は,平成13年から増加し続け,16年には38万9,297人を記録したが,17年から減少に転じ,25年からは毎年戦後最少を更新しており,令和2年は18万2,582人(前年比1万25人(5.2%)減)であった(1-1-1-1図CD-ROM参照)。

令和2年における刑法犯の検挙人員の罪名別構成比は,1-1-1-4図のとおりである(罪名別の検挙人員については,1-1-1-2表参照)。

1-1-1-4図 刑法犯 検挙人員の罪名別構成比
1-1-1-4図 刑法犯 検挙人員の罪名別構成比
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刑法犯について,検挙人員の年齢層別構成比の推移(最近30年間)を見ると,1-1-1-5図のとおりである(男女別の年齢層別検挙人員の推移については,CD-ROM参照)。65歳以上の高齢者の構成比は,平成3年には2.4%(7,128人)であったが,令和2年は22.8%(4万1,696人)を占めており,検挙人員に占める高齢者の比率の上昇が進んでいる(高齢者犯罪の動向については,第4編第8章参照)。一方,20歳未満の者の構成比は,平成3年には50.8%(15万348人)であったが,その後減少傾向にあり,令和2年は,9.8%(1万7,904人)となり,昭和48年以来初めて10%を下回った(少年非行の動向については,第3編第1章参照)。

1-1-1-5図 刑法犯 検挙人員の年齢層別構成比の推移
1-1-1-5図 刑法犯 検挙人員の年齢層別構成比の推移
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令和2年における刑法犯の検挙人員を罪名別に見るとともに,これを男女別に見ると,1-1-1-6表のとおりである(女性犯罪の動向については,第4編第7章参照)。

1-1-1-6表 刑法犯 検挙人員(罪名別,男女別)
1-1-1-6表 刑法犯 検挙人員(罪名別,男女別)
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