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令和2年版 犯罪白書 第7編/第8章/第1節/3

3 薬物非行

薬物非行の検挙人員について見ると,かつて多かった毒劇法及び覚醒剤取締法の各違反は近年減少している。その一方,大麻取締法違反は平成26年以降増加し続けている。覚醒剤取締法違反の女子検挙人員は大幅に減少したが,女子比はいまだ約5割の水準にある。令和元年における薬物非行の少年保護事件について,家庭裁判所終局処理人員を見ると,同法違反は,その約半数が少年院送致,約4分の1が保護観察であり,麻薬取締法・大麻取締法違反は,その約6割が保護観察,約2割が少年院送致である。