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令和2年版 犯罪白書 第7編/第2章/第3節

第3節 幻覚薬

幻覚薬は,幻聴・幻視を伴う知覚,思考及び感情の変容を誘発する自然由来又は合成の化学物質であり,LSD(リゼルギン酸ジエチルアミド),メスカリン,サイロシビン等のほか,フェンシクリジン(PCP),ケタミン等の解離性麻酔薬がある。なお,MDMA(本章第1節2項参照)も幻覚作用があり,幻覚薬に含めることもある。