5-2-3-11図は,令和元年の入所受刑者のうち,再入者の再犯期間(前回の刑の執行を受けて出所した日から再入に係る罪を犯した日までの期間をいう。)別の構成比を見たものである(覚醒剤取締法違反の再入者の再犯期間別構成比については,7-4-3-7図及び7-4-3-8図参照)。再入者のうち,前刑出所日から2年未満で再犯に至った者が6割近くを占めている。出所から1年未満で再犯に至った者は36.8%であり,3月未満というごく短期間で再犯に至った者も10.7%いる。また,再入者のうち,前回の刑において一部執行猶予者で仮釈放となった者は148人,実刑部分の刑期終了により出所した者は46人であり,そのうち出所から1年未満で再犯に至った者は,それぞれ106人,32人であった(矯正統計年報による。)。
なお,再入者の再犯期間別人員(前刑罪名別)については,CD-ROM資料5-3参照。