校内暴力事件の事件数及び検挙・補導人員は,事件数では昭和58年に2,125件を,検挙・補導人員では56年に1万468人を,それぞれ記録した後は大きく減少し,その後の増減を経て,平成26年以降減少し続け,令和元年は618件(前年比7.5%減),690人(同4.7%減)であった。検挙・補導された者の就学状況を見ると,中学生が圧倒的に多い状況が続いていたが,平成26年以降,中学生の検挙・補導人員及び総数に占める構成比が減少・低下し続け,令和元年は,中学生が427人(61.9%),小学生が160人(23.2%),高校生が103人(14.9%)であった。中学生の人員は,減少直前の平成25年(1,569人)と比べると令和元年は3割以下となった一方で,小学生は,平成24年から増加傾向にあり,28年以降は高校生を上回っている(警察庁生活安全局の資料による。)。