少年による家庭内暴力事件の認知件数の推移(最近20年間)を就学・就労状況別に見ると,3-1-5-1図のとおりである。認知件数の総数は,平成24年から毎年増加しており,令和元年は3,596件(前年比6.9%増)であった。特に,近年,小学生が大きく増加しており,元年は631件(同44.1%増)であった。
令和元年における家庭内暴力事件の対象を同居している家族に限って見ると,母親が2,187件と最も多く,次いで,父親が403件,兄弟姉妹が329件,同居の親族が192件の順であり,同居している家族以外では,家財道具等が465件,その他が20件であった(警察庁生活安全局の資料による。)。