前の項目 次の項目       目次 図表目次 年版選択

令和2年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節

第2節 主な刑法犯

窃盗は,認知件数において刑法犯の7割以上を占める(1-1-1-3図参照)。その認知件数,検挙件数及び検挙率の推移(最近30年間)を見ると,1-1-2-1図<1>のとおりである。平成7年から13年まで,認知件数の増加と検挙率の低下が続いていたが,14年から検挙率が上昇に転じ,認知件数も,戦後最多を記録した同年(237万7,488件)をピークに15年から減少に転じた。26年以降,認知件数は,毎年戦後最少を更新し,令和元年は,53万2,565件(前年比4万9,576件(8.5%)減)であった。また,元年の検挙率は,前年より1.2pt上昇し,34.0%であった(1-1-1-1図CD-ROM参照)。

窃盗を除く刑法犯の認知件数,検挙件数及び検挙率の推移(最近30年間)は,1-1-2-1図<2>のとおりである。認知件数は,平成16年に58万1,463件と戦後最多を記録した後,17年から減少し続けている。検挙率については,16年に37.8%と戦後最低を記録した後,緩やかな上昇傾向にあり,令和元年は52.5%(前年比1.9pt上昇)であった(1-1-1-1図CD-ROM参照)。

1-1-2-1図 刑法犯 認知件数・検挙件数・検挙率の推移(窃盗・窃盗を除く刑法犯別)
1-1-2-1図 刑法犯 認知件数・検挙件数・検挙率の推移(窃盗・窃盗を除く刑法犯別)
Excel形式のファイルはこちら