平成25年における外国人の入所受刑者は,923人(前年比8.6%減)であった(矯正統計年報による。)。
外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化及び生活習慣等に応じた処遇を行っている。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-2-3-5図のとおりである。その人員は,平成10年から急増し,16年に1,690人まで増加したが,17年から毎年減少し続け,25年は474人であった。同年におけるF指標入所受刑者を国籍等別に見ると,中国106人,ブラジル57人の順であった(CD-ROM資料4-6参照)。罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が148人と最も多く,次いで窃盗の130人であった(矯正統計年報による。)。
平成25年末現在,F指標受刑者の収容人員は,1,899人(男子1,671人,女子228人)であり,前年末比で,10.5%減少している(矯正統計年報による。)。