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1 保護観察開始時の状況 VII-42表は,保護観察開始時の引受人の状況を見たものである。
VII-42表 調査対象者の引受人の状況 引受人は,父母が過半数を占めて最も多く,次いで配偶者の28.1%となっており,この両者で約8割を占めている。なお,引受人が父母や配偶者以外の者である場合には,保護観察開始時に引受人が調査対象者と同居していない比率が高くなっている。分類処遇制度(第2編第5章第3節3(1)参照)による分類状況を,類型別処遇における「暴力組織」類型の認定の有無別に見たものがVII-43表である。調査対象者のうち,処遇困難と予測されるA分類の者の比率は,「暴力組織」類型に認定されている者では32.6%,認定されていない者では14.7%となっており,「暴力組織」類型に認定されている者で特に高率となっている。 VII-43表 「暴力組織」類型認定の有無と分類処遇の状況 |