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本調査は,全国のB級受刑者処遇施設である刑務所を,平成11年11月20日から12年2月20日までの3か月間に出所する男子受刑者(2,825人)を対象に行った。
本調査対象者を,暴力団への所属の有無別・罪種別に示したものがVII-4表である。暴力団関係受刑者は,それ以外の受刑者と比べて,恐喝,傷害,銃刀法違反及び暴力行為等処罰法違反の比率が高く,窃盗の比率が低くなっている。 VII-4表 調査対象受刑者の罪名別人員 同様に,年齢層別に示したものがVII-5表である。平均年齢は,暴力団関係受刑者が40.0歳に対して,それ以外の受刑者が44.2歳と,暴力団関係受刑者の方が若くなっている。VII-5表 調査対象受刑者の年齢層別人員 既婚者又は内縁関係にある者がいる者と独身者の区分で見ると,既婚者又は内縁関係にある者がいる者の割合は,暴力団関係受刑者が45.3%であるのに比べて,それ以外の受刑者は27.5%であり,暴力団関係受刑者の方が高い。子供がいる者の割合は,暴力団関係受刑者が63.0%,それ以外の受者が50.3%である。 |