VI-22表は，平成6年から10年までの5年間において，第一審で強制執行妨害，競売入札妨害及び破産法違反により懲役刑の言渡しを受けた者に対する科刑状況を示したものである。

VI-22表　第一審における強制執行妨害・競売入札妨害・破産法違反の懲役刑の科刑状況

　強制執行妨害及び破産法違反については，5年間の合計でそれぞれ9人，11人と少なく，強制執行妨害においては，実刑に処された者はいないが，破産法違反においては，懲役3年の実刑に処された者を含め，実刑率(ここでは，実刑に処された者の数を懲役刑を言い渡された者の総数で除した比率をいう。)は，平均で40％を上回っている。
　競売入札妨害については，平成7年以降，実刑率は10％台で推移している。