これから先の自分や家族にとって必要な人や仕組みをACEの有無別に見ると、7-5-5-6図のとおりである。少年院在院者、保護観察処分少年のいずれも、「自分が気軽に相談したり、ぐちをこぼしたりできる相手」の該当率が最も高く、次いで高かったのは「親とケンカをするなどして家に居づらい時に、安心してのんびり過ごせる場所」であった。ACEの有無別では、少年院在院者の「保護観察終了後も継続的に支援をしてくれる仕組」の該当率は、ACEなしがACEありより11.4pt高く、少年院在院者の「借金や薬物依存などの問題に、弁護士や医者などの専門家が対応してくれること」の該当率も、ACEなしがACEありより10.6pt高かった。