家族としたことがある経験(少年に対する調査)を経済状況別に見ると、7-5-4-4図のとおりである。少年院在院者、保護観察処分少年のいずれも、非生活困難層は、生活困窮層よりも、家族としたことがある経験の該当率が高かった。
過去1年間に家族と一緒に夕食を食べた頻度(少年に対する調査)を経済状況別に見ると、7-5-4-5図のとおりである。少年院在院者、保護観察処分少年のいずれも、「まったくしていない」の構成比は、生活困窮層が最も高かった。
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響について分析するため、保護者を調査対象者として、令和2年2月以前と比べた生活の変化について調査した。その結果を経済状況別に見ると、7-5-4-6図のとおりである。少年院在院者の家庭、保護観察処分少年の家庭のいずれも、経済状況が厳しくなるにつれて、生活に必要な支出が「増えた」の構成比や食料や衣服が買えないことが「増えた」の構成比が高くなっていた。