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令和4年版 犯罪白書 第4編/第9章/第3節/3

3 矯正

令和3年における外国人の入所受刑者は、695人(前年比3.2%減)であった(矯正統計年報による。)。

外国人受刑者のうち、日本人と異なる処遇を必要とする者は、F指標受刑者として、その文化、生活習慣等に応じた処遇を行っている(2-4-3-2表参照)。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は、4-9-3-4図のとおりである。その人員は、平成17年から減少傾向にあったが、近年は400人前後で推移しており、令和3年は415人(前年比0.2%増)であった。3年におけるF指標入所受刑者を国籍別に見ると、ベトナムが93人と最も多く、次いで、中国85人、ブラジル47人の順であった(CD-ROM資料4-10参照)。罪名別に見ると、覚醒剤取締法違反が141人と最も多く、次いで、窃盗の121人であった(矯正統計年報による。)。なお、これらF指標入所受刑者人員を国籍別に見るに当たっては、各国籍別の新規入国者数・在留者数に違いがあることに留意する必要がある。

令和3年末現在、F指標受刑者の収容人員は、1,343人(男性1,129人、女性214人)であり、前年末比で5.9%増加した(矯正統計年報による。)。

4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
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