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令和4年版 犯罪白書 第4編/第9章/第3節/4

4 保護観察

令和3年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員は、448人(前年比11.3%減)であった(うち、保護観察付一部執行猶予者の保護観察開始人員は27人であった。)。国籍別に見ると、韓国・朝鮮が216人と最も多く、次いで、中国59人、ブラジル41人の順であった(CD-ROM資料4-11参照)。来日外国人に限ると、213人(同21.7%減)であり、その内訳は、仮釈放者が198人、保護観察付全部執行猶予者が8人、保護観察付一部執行猶予者が7人であった(保護統計年報による。)。なお、外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員を国籍別に見るに当たっては、各国籍別の新規入国者数・在留者数に違いがあることに留意する必要がある。

令和3年末現在、外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は、仮釈放者136人、保護観察付全部執行猶予者38人、保護観察付一部執行猶予者14人の合計188人(前年末比21.3%減)であった(法務省保護局の資料による。)。なお、外国人の保護観察係属人員については、仮釈放者のうち、119人は退去強制事由に該当し、国外退去済みの者が82人、退去強制手続により収容中の者が21人、仮放免中の者が16人であった(法務省保護局の資料による。)。