令和3年における外国人事件（外国人が被告人となった事件）の通常第一審での有罪人員は、4,780人（前年比6.7％減）であり、有罪人員総数に占める比率は、9.9％であった（司法統計年報及び最高裁判所事務総局の資料による。）。

令和3年における被告人通訳事件（被告人に通訳・翻訳人の付いた外国人事件をいう。以下この項において同じ。）の終局人員は、4,126人（前年比7.1％減）であった。通訳言語は34に及び、内訳を見ると、ベトナム語が1,627人（39.4％）と最も多く、次いで、中国語837人（20.3％）、タイ語263人（6.4％）、タガログ語225人（5.5％）、ポルトガル語214人（5.2％）、英語185人（4.5％）、インドネシア語117人（2.8％）の順であった（最高裁判所事務総局の資料による。）。

令和3年における被告人通訳事件の通常第一審での有罪人員（懲役・禁錮に限る。）は、3,773人（前年比8.6％減）であり、全部執行猶予率は、全罪名では89.4％、入管法違反を除くと80.8％であった（最高裁判所事務総局の資料による。）。なお、3年における被告人通訳事件で、一部執行猶予付判決の言渡しを受けた人員は、4人であった（CD-ROM資料4-9参照）。