過失運転致死傷等の検挙人員の推移(最近20年間)及び危険運転致死傷の検挙人員の推移(平成14年以降)を見ると、4-1-2-3図のとおりである。過失運転致死傷等の検挙人員は、16年(90万119人)をピークにその後は減少し続けており、令和3年は29万6,613人(前年比3.6%減)であった。危険運転致死傷の検挙人員は、平成14年から25年まで、270人台から420人台で推移した後、26年5月に自動車運転死傷処罰法の施行により処罰範囲が拡大されるなどすると、27年以降、その検挙人員は590人台から730人台で推移しており、令和3年は694人(同5.2%減)であった。
令和3年における危険運転致死傷・過失運転致死傷等の罪名別検挙人員は、4-1-2-4表のとおりである。同年の危険運転致死傷の検挙人員694人のうち致死事件は45人(前年比3人増)で、3年の過失運転致死傷等の検挙人員29万6,613人のうち致死事件は2,255人(同292人減)であった(CD-ROM参照)。
なお、犯罪少年による危険運転致死傷の検挙状況については、第3編第1章第2節3項参照。