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令和4年版 犯罪白書 第2編/第3章/第3節/6

6 勾留と保釈

2-3-3-8図は、通常第一審における被告人の勾留率(終局処理人員に占める勾留総人員の比率)・保釈率(勾留総人員に占める保釈人員の比率)の推移(最近20年間)を地方裁判所・簡易裁判所別に見たものである。勾留率については、地方裁判所では、平成14年から26年までは、17年(82.3%)をピークに80%前後で推移した後、26年以降低下傾向にあり、令和3年は73.4%(前年比1.2pt低下)であった。簡易裁判所では、平成21年までは83~87%台で推移していたが、同年以降は低下傾向を示し、24年以降は一貫して地方裁判所の勾留率を下回っており、令和3年は63.5%(同3.0pt低下)であった。

保釈率については、地方裁判所の方が簡易裁判所よりも約7~15pt高い水準で推移している。地方裁判所では、平成15年(12.7%)を境に16年から上昇傾向にあり、令和3年は31.4%(前年比0.4pt上昇)であった。簡易裁判所でも、平成16年(5.3%)を境に上昇傾向にあるが、令和3年は17.6%(同0.1pt低下)であった。

2-3-3-8図 通常第一審における被告人の勾留率・保釈率の推移(裁判所別)
2-3-3-8図 通常第一審における被告人の勾留率・保釈率の推移(裁判所別)
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令和3年の通常第一審における被告人の勾留状況を終局処理人員で見ると、2-3-3-9表のとおりである。

2-3-3-9表 通常第一審における被告人の勾留状況
2-3-3-9表 通常第一審における被告人の勾留状況
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