アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA:Asian and Pacific Conference of Correctional Administrators)は,アジア太平洋地域の矯正行政の責任者等が,意見交換及び情報共有を行う国際会議である。我が国は,過去3回(昭和58年(1983年),平成7年(1995年)及び平成23年(2011年))にわたり会議を主催している。令和元年(2019年)9月にモンゴルで開催された第39回会議には,アジア太平洋地域の25の国・地域が参加し,テクノロジーの活用,物質乱用者等の処遇,非拘禁刑,少年・若年犯罪者等に関する報告・討議が行われた。
世界保護観察会議(World Congress on Probation)は,社会内処遇の発展や,国際ネットワークの拡大を期して,世界各国の実務家や研究者等が意見交換等を行う会議である。我が国で平成29年(2017年)9月に開催された第3回会議に引き続き,第4回会議が,令和元年(2019年)9月,「犯罪者の社会内処遇に対する市民の信頼を確立する」をテーマにオーストラリアで開催され,世界23の国・地域が参加した。