通常第一審における死刑及び無期懲役の言渡人員の推移(最近10年間)を罪名別に見ると,2-3-3-2表のとおりである。
最近10年間における死刑の言渡しは,殺人(自殺関与・同意殺人・予備を含まない。)又は強盗致死(強盗殺人を含む。以下この章において同じ。)に限られている(司法統計年報及び最高裁判所事務総局の資料による。)。
令和元年における通常第一審での有期の懲役・禁錮の科刑状況は,2-3-3-3表のとおりである(地方裁判所における罪名別の科刑状況については,CD-ROM資料2-4参照)。
なお,通常第一審における科刑状況に関し,危険運転致死傷,過失運転致死傷等及び道交違反については4-1-3-4表,覚醒剤取締法違反についてはCD-ROM資料7-2,財政経済犯罪についてはCD-ROM資料4-3,外国人である被告人に通訳・翻訳人の付いた事件についてはCD-ROM資料4-7をそれぞれ参照。
令和元年における第一審での罰金・科料の科刑状況は,2-3-3-4表のとおりである。