検察庁において心神喪失を理由に不起訴処分に付された被疑者(過失運転致死傷等及び道交違反を除く。)は,平成元年は478人,15年は400人,30年は453人であった(3-1-2-6表参照)。また,通常第一審において心神喪失を理由に無罪となった者は,元年は9人,15年は3人,30年は6人であった(検察統計年報並びに法務省刑事局及び最高裁判所事務総局の各資料による。)。
なお,被疑者等に対する社会復帰支援については,第3編第1章第2節4項コラム6参照。