4-10-1-1表は,平成元年・15年・30年における精神障害者等(精神障害者及び精神障害の疑いのある者をいう。以下この節において同じ。)による刑法犯の検挙人員と,検挙人員総数に占める精神障害者等の比率を罪名別に見たものである(検挙人員総数については,CD-ROM参照)。罪名別の検挙人員は,いずれの年も窃盗が最も多く,次いで,傷害・暴行であった。また,刑法犯の検挙人員総数に占める精神障害者等の比率は,元年は0.6%,15年は0.7%,30年は1.3%であったが,罪名別で見ると,いずれの年も放火(元年は19.5%,15年は14.3%,30年は17.5%)及び殺人(元年は9.4%,15年は8.4%,30年は11.8%)において高かった。