刑法犯の検挙人員は,平成13年から増加し続け,16年に38万9,297人を記録した後,17年から減少に転じ,25年からは毎年戦後最少を記録しており,29年は21万5,003人(前年比1万1,373人(5.0%)減)であった(1-1-1-1図CD-ROM参照)。
平成29年における刑法犯の検挙人員の罪名別構成比は,1-1-1-4図のとおりであり,窃盗が50.8%と最も高く,次いで,暴行(12.0%),傷害(9.8%)の順であった(罪名別の検挙人員については,1-1-1-2表参照)。
平成29年における刑法犯の検挙人員を罪名別に見るとともに,これを男女別に見ると,1-1-1-5表のとおりである。男女共に,窃盗による検挙人員が最も多い(女性犯罪の動向については,第4編第7章第1節参照)。
なお,刑法犯検挙人員の年齢層別構成比の推移等については,第7編第3章第1節参照。