平成28年における外国人の入所受刑者は,744人(前年比16.7%減)であった(矯正統計年報による。)。
外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化及び生活習慣等に応じた処遇を行っている(2-4-2-2表参照)。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-9-3-4図のとおりである。その人員は,平成17年から減少傾向にあり,28年は362人(前年比24.3%減)であった。同年におけるF指標入所受刑者を国籍等別に見ると,ブラジル75人,中国58人,ベトナム41人の順であった(CD-ROM資料4-12参照)。罪名別に見ると,窃盗が122人と最も多く,次いで,覚せい剤取締法違反の96人であった(矯正統計年報による。)。
平成28年末現在,F指標受刑者の収容人員は,1,497人(男性1,257人,女性240人)であり,前年末比で6.0%減少した(矯正統計年報による。)。