平成28年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部執行猶予者の保護観察開始人員は,631人(前年比14.6%減)であった。国籍等別に見ると,韓国・朝鮮245人,中国131人,ブラジル49人の順であった(CD-ROM資料4-13参照)。来日外国人に限ると,392人(同19.7%減)であり,その内訳は,仮釈放者が376人,保護観察付全部執行猶予者が16人であった。同年において,保護観察付一部執行猶予者の保護観察が開始された外国人はいなかった(保護統計年報による。)。
平成28年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者279人,保護観察付全部執行猶予者51人の合計330人(前年末比10.8%減)であり,保護観察付一部執行猶予者はいなかった。なお,仮釈放者のうち,249人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が161人,退去強制手続により収容中の者が84人,仮放免中の者が4人であった(法務省保護局の資料による。)。