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平成29年版 犯罪白書 第4編/第9章/第2節/2

2 特別法犯

4-9-2-4図は,外国人による特別法犯(平成15年までは交通関係4法令違反を除き,16年以降は交通法令違反を除く。以下この項において同じ。)の送致件数及び送致人員の推移(平成元年以降)を,来日外国人とその他の外国人の別に見たものである。来日外国人による特別法犯の送致件数及び送致人員は,いずれも,16年をピークに24年まで減少していたが,25年からの増減を経て,28年は,送致件数5,090件(前年比4.9%増),送致人員4,012人(同4.1%増)であった。

4-9-2-4図 外国人による特別法犯 送致件数・送致人員の推移
4-9-2-4図 外国人による特別法犯 送致件数・送致人員の推移
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平成28年の来日外国人による特別法犯の送致件数を罪名別に見ると,入管法違反の構成比が65.7%と最も高い。同法違反のほか,主な罪名・罪種について,送致件数の推移(最近10年間)を見ると,4-9-2-5図のとおりである。入管法違反の送致件数は,17年から減少していたが,25年及び26年に増加し,27年は減少したものの,28年は3,343件(前年比6.0%増)であった(CD-ROM参照)。同年における同法違反の送致件数を違反態様別に見ると,不法残留が2,030件と最も多く,次いで,資格外活動351件,旅券等不携帯・提示拒否(在留カード不携帯・提示拒否を含む。)325件,偽造在留カード所持等(偽造在留カード行使及び提供・収受を含む。)304件,不法在留114件の順であった(警察庁刑事局の資料による。)。

4-9-2-5図 来日外国人による主な特別法犯 送致件数の推移
4-9-2-5図 来日外国人による主な特別法犯 送致件数の推移
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