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平成27年版 犯罪白書 第6編/第2章/第4節/2

2 少年鑑別所被収容者
(1)被収容者の人員

強姦,強制わいせつの少年鑑別所被収容者の人員の推移(最近30年間)を年齢層別に見ると,6-2-4-10図のとおりである。強姦の人員は,平成11年以降減少傾向にあり,26年は10年と比べると5分の1程度であるが,年長少年で減少幅が大きく,年少少年で減少幅が小さい。26年の強制わいせつの人員は,昭和60年と比べて,約2倍に増加し,特に年少少年で3.5倍に増加した。

6-2-4-10図 強姦・強制わいせつ 少年鑑別所被収容者の人員の推移(年齢層別)
6-2-4-10図 強姦・強制わいせつ 少年鑑別所被収容者の人員の推移(年齢層別)
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(2)審判における決定等

平成26年に鑑別判定(少年鑑別所法施行前の呼称)を終了した強姦,強制わいせつの少年(観護措置に付された者に限り,同年に退所した者を計上している。)について,審判における決定等別構成比を見ると,6-2-4-11図のとおりである。強姦は,同年に鑑別判定を終了した少年の総数(3-2-3-6表参照)と比べて,少年院送致及び検察官送致の割合が相当高い。

6-2-4-11図 強姦・強制わいせつ 審判における決定等別構成比
6-2-4-11図 強姦・強制わいせつ 審判における決定等別構成比
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