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平成26年版 犯罪白書 第6編/第2章/第3節/3

3 起訴猶予

窃盗の起訴猶予人員について,年齢層別の人員等の推移(最近20年間)を男女別に見ると,6-2-3-6図のとおりである。起訴猶予人員は,男女共に,平成17年まで増加傾向にあったが,18年に減少に転じ,20年から再び増加に転じ,22年以降は横ばいで推移している。起訴猶予人員の女子比は,16年から20年までは3割台で推移していたが,21年から低下し,22年以降は28%前後で推移している。

年齢層別では,男女共に高年齢化の傾向にあり,とりわけ女子は,平成19年以降起訴猶予人員に占める高齢者の割合が最も高く,23年以降は高齢者が起訴猶予人員の約3割を占めている。これに対し,男子は,若年者の占める割合が,低下傾向にあるものの,最も高く,25年は24.6%(前年比0.5pt上昇)であった。

6-2-3-6図 窃盗 年齢層別の起訴猶予人員等の推移(男女別)
6-2-3-6図 窃盗 年齢層別の起訴猶予人員等の推移(男女別)
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窃盗における年齢層別の起訴猶予率は,近年,高齢者が6割台で推移しており,他の年齢層と比べると顕著に高い(4-5-2-1図CD-ROM参照)。