保護観察処分少年及び少年院仮退院者について，保護観察開始人員の推移（過去50年間）を見ると，3-2-5-1図のとおりである。保護観察処分少年の保護観察開始人員は，平成3年以降減少傾向にあり，25年は2万811人であった。少年院仮退院者の保護観察開始人員は，9年から14年まで増加し，その後，減少傾向にあったが，25年は若干増加した（CD-ROM資料2-12参照）。

3-2-5-1図　少年の保護観察開始人員の推移

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保護観察処分少年（交通短期保護観察の対象者を除く。以下この節において同じ。）及び少年院仮退院者について，平成25年における保護観察開始人員の年齢層別構成比を見ると，3-2-5-2図のとおりである。

3-2-5-2図　少年の保護観察開始人員の年齢層別構成比

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保護観察処分少年及び少年院仮退院者について，平成25年における保護観察開始人員の非行名別構成比を男女別に見ると，保護観察処分少年は，男女共に，窃盗，傷害，道路交通法違反の順に高く，男子の少年院仮退院者は，窃盗，傷害，強盗の順に高く，女子の少年院仮退院者は，傷害，窃盗，覚せい剤取締法違反の順に高い（CD-ROM資料3-14参照）。

3-2-5-3図は，保護観察処分少年及び少年院仮退院者について，平成25年における保護観察開始人員の居住状況別構成比を見たものである。保護観察処分少年，少年院仮退院者のいずれも，「両親と同居」と「母と同居」が高い。

3-2-5-3図　少年の保護観察開始人員の居住状況別構成比

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保護観察開始時の就学・就労状況を見ると，保護観察処分少年では，有職である者，学生・生徒である者が，それぞれ40.3％，42.8％で，無職である者は16.3％であり，少年院仮退院者では，有職である者は18.4％で，無職である者は71.2％であった（保護統計年報による。）。