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平成24年版 犯罪白書 第3編/第1章/第2節/1

第2節 少年による特別法犯
1 送致人員の推移

犯罪少年による特別法犯(交通法令違反(平成15年までは交通関係4法令違反に限る。)を除く。以下この項において同じ。)の送致人員の推移(昭和31年以降)は,3-1-2-1図のとおりである(罪名別送致人員については,CD-ROM資料3-6参照)。その総数は,38年(1万8,967人)と58年(3万9,062人)をピークとする大きな波が見られた後,おおむね減少傾向にあったが,平成19年以降は,増加を続け,23年は8,033人(前年比7.4%増)であった。罪名別に見ると,昭和30年代から40年代の前半までは,銃刀法違反が多く,40年代の後半からは,薬物犯罪が高水準にあったが,いずれも,近年は,おおむね減少傾向にある。他方,軽犯罪法違反は,平成19年から急増し,23年は4,672件(同22.8%増)であり,特別法犯の中で最も高い比率(58.2%)を占めている。


3-1-2-1図 少年による特別法犯 送致人員の推移
3-1-2-1図 少年による特別法犯 送致人員の推移