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4 親の養育態度に対する認識

7-4-2-4図は,親の養育態度に対する認識に関する主な回答の経年比較(非行少年)及び非行少年・若年犯罪者別,保護処分歴別の回答状況を示したものである。


7-4-2-4図 親の養育態度に対する認識
7-4-2-4図 親の養育態度に対する認識

非行少年について経年比較を見ると,いずれの質問についても経年変化は乏しい。親の過度に厳格な養育態度に関する「親が厳しすぎる」には,約4割の非行少年がそう感じることが「ある」と回答しており,親の放任的態度や養育的関心の希薄さに関する「自分のことを親が気にしない」,指導の一貫性に関する「親のいうことは気まぐれである」は,いずれも3割弱の水準で推移している。

一方,非行少年と若年犯罪者との比較では,「自分のことを親が気にしない」(非行少年27.3%,若年犯罪者34.7%),「親のいうことは気まぐれである」(同29.5%,37.1%)の質問について,若年犯罪者の方が「ある」と回答をした者の割合が高かった。