7-2-5-9図は,平成22年における若年入所受刑者の保護処分歴別構成比を初入・再入別に他の年齢層と比較したものである。有保護処分歴者の占める割合は,初入者,再入者共に,若い年齢層の者ほど高い。どの年齢層においても,入所度数が2度以上の者は,入所度数が1度の者と比べて有保護処分歴者の割合が高いが,特に,25歳未満の再入者では,7割を超える者に保護処分歴がある。また,保護処分の中でも,ほぼ各年齢層において,少年院送致歴のある者の割合が高く,その傾向は再入者において顕著である。