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第5節 少年・若年者の再非行・再犯の動向
1 少年の再非行

一般刑法犯により検挙された少年のうち,再非行少年(前に道路交通法違反を除く非行により検挙(補導)されたことがあり,再び検挙された少年をいう。)の人員及び再非行少年率(少年の一般刑法犯検挙人員に占める再非行少年の人員の比率をいう。)の推移(平成元年以降)は,7-2-5-1図のとおりである。一般刑法犯全体では,再非行少年の人員は,平成16年から22年まで毎年減少しているが,再非行少年率は,9年を底として翌年から毎年上昇を続けている。一般刑法犯の大半を占める窃盗でも同様の傾向が見られるものの,再非行少年率は他と比べて高くない。強盗は,一般刑法犯全体と比べて,再非行少年率が目立って高く,8年を除いて再非行少年率が50%を超える水準が続いており,恐喝も,8年の37.9%から22年には60.8%となり22.9pt上昇し,高い水準となっている。


7-2-5-1図 少年の一般刑法犯 検挙人員・再非行少年率の推移(総数・罪名別)
7-2-5-1図 少年の一般刑法犯 検挙人員・再非行少年率の推移(総数・罪名別)