7-2-4-7図は,平成22年に保護観察が終了した若年保護観察付執行猶予者について,保護観察開始時の保護処分歴ごとに,保護観察の終了事由別構成比を見たものである。
保護処分歴別に見ると,執行猶予取消しにより保護観察が終了した者の比率は,「少年院送致2回以上」60.9%(70人),「少年院送致1回」42.5%(93人),「保護観察」29.2%(87人)の順に高く,少年時の保護処分歴の程度が増すにつれて,執行猶予取消しの比率が高くなる傾向が見られる(保護観察付執行猶予者全体も同様の傾向があるが,それと比べても執行猶予取消しの比率が若干高い。)。