7-2-3-8図は,少年院入院者及び若年入所受刑者について,それぞれ初入・再入別に,不良集団関係別又は暴力団関係別の構成比の推移(平成8年以降)を見たものである。
少年院入院者について,平成22年の構成比を見ると,地域不良集団の構成比が高いが,その傾向は再入者においてより顕著である。そのほか,初入者では,不良生徒・学生集団,暴走族が,再入者では,暴走族が高い。暴力団の構成比は高くはないが,再入者の方が初入者より高い。8年以降の推移を見ると,地域不良集団の構成比は,初入者,再入者共に,16年以降上昇し,暴走族の構成比は,14,15年以降低下傾向にある。また,不良生徒・学生集団の構成比は,15年以降,初入者において上昇している。
若年入所受刑者については,初入者,再入者共に,平成8年以降,暴力団加入者の構成比が低下傾向を続けているが,初入者に比べ再入者ではその構成比が高く,22年において,初入者が6.4%であるのに対し,再入者は13.0%と高くなっている(暴力団関係者の入所受刑者人員の推移は4-2-3-2図参照)。