7-2-3-9図は,少年院入院者について,初入・再入別に,保護者状況別の構成比の推移(平成8年以降)を見たものであり,7-2-3-10図は,若年出所受刑者(出所時の年齢が30歳未満の受刑者をいう。以下同じ。)について,年齢層別に,22年における出所時帰住先別構成比を見たものである。
少年院入院者の保護者状況については,初入者,再入者共に,平成8年には,実父母,実母の順で構成比が高かったが,その後,実父母の割合が減少する一方で,実母の割合が増加したため,初入者では21年以降,再入者では18年以降両者の順序が逆転し,実母の構成比が最も高くなっており,次いで,実父母,実父,義父実母の順となっている。実父母の構成比は,再入者(22年において29.5%)の方が初入者(同35.6%)より低い。
若年出所受刑者については,帰住先が親族(父母のもと,配偶者,兄弟姉妹,その他の親族)である者がほとんどを占めているが,25歳未満では79.5%であるのに対し,25歳以上では72.6%と若干低くなり,特に父母のもとである者の割合が低くなっている。