4-4-2-2図は,高齢者の入所受刑者人員の推移(最近20年間)を入所度数別に見たものである。その人員は,最近20年間,初入者,再入者共に,ほぼ一貫して増加傾向にあり,また,入所受刑者全体と比べて,その増加傾向は著しく,再入者の割合が高い(4-6-3-1図参照)。
4-4-2-3図は,平成22年における高齢者の入所受刑者人員の罪名別構成比を男女別に見たものである。全体では,窃盗(50.3%)の構成比が最も高く,次いで,詐欺(9.2%),覚せい剤取締法違反(7.7%),道路交通法違反(6.7%),傷害・暴行(3.7%)の順である。女子では,窃盗の占める比率が73.2%と特に高い。