平成22年に危険運転致死,同致傷,自動車運転過失致死傷・業過及び道交違反により第一審で懲役又は禁錮を言い渡された者について,これらの罪名ごとに,刑期別構成比を見ると,1-3-1-7図のとおりである。危険運転致死では,全員(22人)が実刑であり,5年を超える実刑の者も90.9%に及んでいる。同致傷では,実刑の者は24.9%(46人)である(5年を超える実刑の者は1.6%)。他方,自動車運転過失致死傷・業過では,実刑の者は8.1%であり,道交違反では20.6%であった。
平成22年に罰金に処せられた者は,自動車運転過失致死傷・業過(通常第一審で過失致死傷により罰金の言渡しを受けた者を含む。)では5万9,166人(そのうち,通常第一審で罰金の言渡しを受けた者は179人)であり,道交違反では29万3,752人(同284人)であった(司法統計年報による。)。