1-3-1-5図は,平成22年における交通事件(危険運転致死傷,自動車運転過失致死傷等及び道交違反の事件をいう。以下この項において同じ。)の検察庁終局処理人員の処理区分別構成比を,それ以外の事件(一般事件)と比較して見たものである。公判請求の構成比は,危険運転致死傷では74.9%と,一般事件と比べて著しく高い。自動車運転過失致死傷等及び道交違反では,公判請求の構成比は,それぞれ0.9%,2.0%とかなり低く,前者では,不起訴の構成比が極めて高く,後者では,略式命令請求の構成比が高い。
平成22年における危険運転致死傷による公判請求事件について,態様別構成比を見ると,1-3-1-6図のとおりである。