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 平成２１年版 犯罪白書 第4編/第1章/第1節/1 

第1節 少年による刑法犯

1 検挙人員

　少年による刑法犯の検挙人員(触法少年の補導人員を含む。以下，特に断らない限り，この節において同じ。)及び人口比(10歳以上の少年の人口比である。)の推移(昭和21年以降)は，4-1-1-1図のとおりである(CD-ROM資料4-1参照)。
　少年による刑法犯の検挙人員の推移には，昭和26年の16万6,433人をピークとする第一の波，39年の23万8,830人をピークとする第二の波，58年の31万7,438人をピークとする第三の波という三つの大きな波が見られる。59年以降は，平成7年まで減少傾向にあり，その後，若干の増減を経て，13年以降増加していたが，16年から毎年減少し続け，20年は，13万4,415人であった。少年の人口比についても，16年から20年まで毎年低下している。20年の検挙人員は，昭和30年前後と同程度の水準であるが，人口比で見ると，第二の波があった39年ころと同程度の水準にある。

4-1-1-1図　少年による刑法犯　検挙人員・人口比の推移

　一般刑法犯について，少年及び成人ごとに，検挙人員及び人口比の推移(昭和41年以降)を見ると，4-1-1-2図のとおりである(CD-ROM資料4-2参照)。

4-1-1-2図　少年・成人の一般刑法犯　検挙人員・人口比の推移

　一般刑法犯による触法少年の補導人員は，昭和26年，37年及び56年(6万7,906人)の3回のピークを経て，その後は減少傾向にある。平成11年以降は2万〜2万2,000人台で推移していたが，18年に昭和25年以降初めて2万人を下回り，平成20年は1万7,568人(前年比336人(1.9％)減)であった(CD-ROM資料4-4参照)。