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 平成21年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節 

第1節 被疑事件の受理

 平成20年における検察庁新規受理人員の総数は,170万796人であり,前年より19万4,768人(10.3%)減少した。刑法犯は,10年から増加していたが,17年から減少に転じ,20年は,105万9,052人(前年比9万4,789人(8.2%)減)であった。特別法犯は,12年から減少傾向が続いており,20年は,64万1,744人(同9万9,979人(13.5%)減)であった(検察統計年報による。)。
 平成20年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は32万1,044人(前年比2万5,194人(7.3%)減),自動車運転過失致死傷等は73万8,008人(同6万9,595人(8.6%)減)であった。一般刑法犯を主な罪名別に見ると,多い順に,窃盗が15万9,159人(同1万5,378人(8.8%)減),横領(遺失物等横領を含む。)が3万4,393人(同7,098人(17.1%)減),傷害が2万8,048人(同2,473人(8.1%)減),詐欺が1万8,415人(同861人(4.9%)増)であった。特別法犯について見ると,道交違反は,53万1,389人(同9万521人(14.6%)減)であり,道交違反を除く特別法犯は,11万355人(同9,458人(7.9%)減)であった(CD-ROM資料2-1参照)。

2-2-1-1図 検察庁新規受理人員(罪種別)