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 平成20年版 犯罪白書 第3編/第5章/第4節 

第4節 保護観察

 仮釈放者及び保護観察付執行猶予者における保護観察終了人員のうち,保護観察期間中に再犯をして刑事処分を受けた者の人員の比率(以下,本節において「再処分率」という。)の推移(最近10年間)は,3-5-4-1表のとおりである。
 再処分率は,仮釈放者については1%前後で推移していたが,平成19年は0.6%と,最近10年間で最も低くなった。また,保護観察付執行猶予者についても,再処分率は35%前後で推移していたが,19年は前年よりも3.7ポイント低下し,仮釈放者と同様に最近10年間で最も低くなった(保護観察処分少年及び少年院仮退院者の再犯・再非行については,第4編第2章第6節3(2)参照)。

3-5-4-1表 保護観察終了人員の再処分率