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 平成２０年版 犯罪白書 第3編/第2章/第1節 

第2章 暴力団犯罪者

第1節 組織の動向

　暴力団構成員等（暴力団の構成員及び準構成員をいう。以下，本章及び次章において同じ。）の人員（最近10年間）は，3-2-1-1表のとおりである。
　平成19年の暴力団構成員等の人員は，10年と比べ，構成員が約６％減少しているのに対し，準構成員が約15％増加している。

3-2-1-1表　暴力団構成員等の人員

　平成20年３月31日現在，暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律（平成３年法律第77号。以下「暴力団対策法」という。）により，22団体が指定暴力団として指定されている。指定暴力団のうち，六代目山口組，稲川会及び住吉会の３団体に所属する暴力団構成員は，平成19年12月31日現在，約３万1,300人（前年比約300人減）であり，全暴力団構成員の約77％を占めている（警察庁刑事局の資料による。）。
　平成19年に暴力団対策法に基づき発出された中止命令は，2,427件（前年比61件減），再発防止命令は，110件（同18件減）であった（警察庁刑事局の資料による。）。