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 平成19年版 犯罪白書 第7編/第4章/第2節/6 

6 犯歴

 殺人再犯者の属性を見ていくこととする。
 殺人再犯者の罪種別の犯歴の有無別人員構成比は,7-4-2-8図のとおりである。

7-4-2-8図 罪種別の犯歴の有無別人員構成比

 暴力団関係者は,暴力団非関係者と比べて7-4-2-8図にある4罪種のいずれにおいても犯歴のある者の比率が高く,特に粗暴事犯の犯歴のある者の比率が高かった。他方,これら4罪種の犯歴のいずれもがなかった者は,暴力団関係者で6.0%と少なく,暴力団非関係者では26.2%であった。
 なお,保護処分歴の有無においては,暴力団関係者で42人(62.7%)が,暴力団非関係者で16人(26.2%)が,それぞれ少年時に何らかの保護処分を受けていた。