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 平成19年版 犯罪白書 第7編/第2章/第3節 

第3節 矯正

 平成13年における出所受刑者について,同年から18年までの間,各年末までに再入した者の累積の比率は,7-2-3-1表のとおりである。
 これを出所事由別に見ると,満期釈放者の方が仮釈放者よりも再入した者の比率が高く,また,再入の時期も早い。
 他方,平成18年の再入受刑者について,前刑時の受刑罪名ごとに再犯期間(本節において,前回の刑の執行を受けて出所した日から,再入に係る罪を犯した日までの期間をいう。)が1年未満の者の占める比率を見ると,再入者が100人以上の罪名では,住居侵入が56.3%と最も高く,次いで,詐欺(53.2%),窃盗(49.2%),公務執行妨害(47.1%)の順であった(CD-ROM資料2-9参照)。
 また,平成9年から13年までの各年の出所受刑者について,出所年を含む5年間に再入した者の比率は,7-2-3-2表のとおりであり,経年による大きな変化は見られない。

7-2-3-1表 平成13年出所受刑者の18年12月31日までの再入率

7-2-3-2表 出所年から5年間における再入率